英語が聞き取れない悔しさを、はじめてちゃんと味わったのは海外旅行でした。
タクシーでも空港でも買い物でも、何を聞かれているのかさっぱりわかりませんでした。相手の口が動いているのを、ただ見ているだけです。悔しいというより、情けない気持ちになりました。
英語をやり直すと決めたとき、最初に教わったのが、「発音できない音は、聞き取れない」という考え方でした。
理屈はわかる気がしました。自分の中にない音は、耳を通っても素通りしてしまうのだと思います。納得したので、そこから7ヶ月、発音練習を続けています。
実際にどうだったのかを、書いてみます。
先日、思い切ってSNSで聞いてみました。「これ、本当なんでしょうか」と。英語講師の方も含めて、たくさんの答えをいただきました。

この記事は、もらった答えと、7ヶ月やってきた自分の実感を並べたものです。
先に書いておくと、半分は本当でした。 残りの半分には、まだ届いていません。
TOEIC480点、38歳。意志じゃなく、仕組みで。英会話をつづける記録。
何度も英会話に挫折してきましたが、今回は「やる気」に頼るのをやめて、仕組みだけで続ける方法に切り替えました。週1回のコーチングと毎日の宿題を続けて、現在7ヶ月目です。

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英語が聞き取れないまま7ヶ月やってきた
正直に言うと、ずっと半信半疑でした。
発音練習は地味です。同じ音を何度も出すだけの練習を、週に何度か10分ずつ続けています。
手応えはありました。お手本と同じ感じで復唱できる音が、少しずつ増えていきます。そこは自分でもわかります。
ただ、それが聞き取りにつながっている実感は、なかなか来ませんでした。発音は上手くなっているのに、聞こえるようにはなっていない気がしていました。
それでも続けたのは、コーチを信じていたからです。この不安は何度も相談していて、返ってくる答えは「数を増やそう」でした。たぶん、そのとおりだったと思います。
ただ、正直に言うと、その数を増やせていませんでした。仕事と子育ての合間の10分で、精一杯だったからです。効いていないのではなく、効くほどやれていない。それがわかっているだけに、モヤモヤした期間でした。
続ける確信はありました。効いている実感だけが、なかったんです!
旅行先ではじめて聞き取れた
答え合わせができたのは、また海外旅行でした。
冒頭に書いたとおり、以前は何も聞き取れませんでした。今回は、違いました。
- 「レシートいる?」
- 「パスポート見せて」
どちらも中学レベルの一言です。書いてしまうと、拍子抜けするくらい簡単に見えると思います。
でも以前の私には、同じ一言が、区切りのない音の塊にしか聞こえていませんでした。
それが今回は、言葉として届きました。頭の中で訳したのではなく、聞こえた瞬間にわかった感覚です。
同じ旅行で、自分から英語を切り出せた話は別の記事に書いています。


それでも聞き取れない場面は残っている
いいことばかり書くと嘘になるので、続けます。
同じ旅行でも、まったく歯が立たない場面はありました。いまも日常的にあります。
速さについていけない
産経オンライン英会話Plusのレッスンを続けていますが、教材を離れて雑談になると崩れます。
予想していた流れから外れた瞬間に、何を聞かれたのかがわからなくなります。単語は拾えているのに、文として組み上がる前に次が来てしまう感じです。
知らない単語は音のまま流れる
YouTubeで海外の方のVlogもよく見ます。これは、ほとんど追いつきません。
聞こえてはいます。ただ、聞こえているだけで、意味が入ってきません。
聞こえるのに、わからない。これが一番もどかしいです!
聞き取れない理由は3段階に分かれていた
このもどかしさの正体を、SNSでもらった答えで説明できるようになりました。
リスニングには段階があるそうです。
| 段階 | 中身 |
|---|---|
| ①聞こえる | 音として拾える |
| ②わかる | 意味が取れる |
| ③追える | 速さについていける |
発音練習でまず伸びるのは①です。音のつながりや脱落も含めて、自分で出せる音は拾えるようになります。
ただ、知らない単語は、聞こえても意味になりません。
言われてみれば、日本語でも同じです。知らない専門用語は、はっきり聞こえていても意味はわかりません。そりゃそうだ、と思いました。
「発音できる音は聞き取れる」というのは、「聞こえる」までの話でした。
止まっていたのは2段目だった
自分がどこにいるのかも、はっきりしました。
コーチからは、thやrの音はきれいになってきたと言われます。実際、知らない単語なのに「あ、いまrが鳴ってる」と気づく瞬間が増えてきました。
意味はわかりません。でも、音は拾えています。これがまさに、①だけが進んでいる状態なのだと思います。
聞き取れないのは、②で止まっているからでした。
理由も、たぶんわかっています。教材の英文で練習を続けてきましたが、出てくる単語が似ているのです。
音は出せるようになったのに、知っている言葉の幅が広がっていませんでした。
旅行で聞き取れたのが「レシート」と「パスポート」だったのは、偶然ではなかったのだと思います。どちらも、自分が知っている言葉でした。
実際にやっている発音練習
参考までに、中身を書いておきます。特別なことはしていません。
使っている教材
『瞬時にわかる英語リスニング大特訓』(山崎祐一)を、宿題として使っています。
- Kindleで本文を見ながら、音声はスマホにダウンロード
- 2〜3日に1回、10問を3回くり返す
- 1回あたり10分ほど


紙は使っていません。移動中に開けないものは、私の場合たぶん続きません!
週1でチェックしてもらう
できているかどうかは、週1のコーチングで見てもらっています。
発音は、自分では判定できません。ひとりでやっていたら、間違ったまま7ヶ月固めていた可能性があります。
続けるための仕組みについては、こちらに書きました。


ここから変えること
やることは、はっきりしました。
発音練習はこのまま続けます。①が伸びている実感がある以上、やめる理由がありません。
足すのは語彙です。それも、教材に出てくる単語ではなく、普通の会話で使われる表現のほうです。
音を増やす段階から、言葉を増やす段階に来たのだと思っています。
具体的には、「ターゲット1400」を空き時間に見まくります。
覚えようとはしません。瞬間英作文と同じで、まずは”見る”だけにします。私の場合、続くのはそのやり方だけだからです。
どうなったかは、また書きます。
まとめ|半分は本当だった
7ヶ月やってみた結論です。
「発音できる音は聞き取れる」は、本当でした。ただし、聞こえるようになるところまでです。
そこから先、意味がわかるかどうかは別の話で、速さについていけるかどうかはさらに別の話でした。3段あるうちの1段目を、7ヶ月かけて上がったことになります。
正直、もっと早く全部が解決すると思っていました。でも、どこで止まっているのかがわかっただけでも、ずいぶん違います。
相変わらず、まだ話せません。
同じように発音練習を続けている方がいたら、聞いてみたいことがあります。みなさんは、いまどの段階にいますか。
続きは、また書きます。
